愛を知って涙に幸あれ。
「ね!優莉ちゃん、凄く綺麗でしょ?!幹太、今あんた、優莉ちゃんに見惚れてたわね?」
紺野社長が幹ちゃんを茶化し、幹ちゃんは照れながら「そりゃあ、俺の嫁なんですから、見惚れたっていいじゃないですかぁ!」と言っていた。
「幹太、あなたそんなことが言えるようになったのね?」
「えっ?」
「初めて幹太に会った時は、表情もないし、堅くて真面目な子だなぁ〜って思ったけど、優莉ちゃんと一緒にいるようになってから、表情豊かになって、よく笑うようになった。愛の力って、凄いわね?」
紺野社長は微笑えみながら、そう言った。
そのあと、わたしのウェディングドレス姿をじっくり見た幹ちゃんは「みんなに見せたくない。」と言い出し、「こんな綺麗な花嫁をみんなに見せたら、取られそうだ!」と言って紺野社長を笑わせていた。
それから、予定通りわたしたちの結婚パーティーが開催され、賑やかで楽しいパーティーだった。
こんな素敵なパーティーを開いてくださった、紺野社長には本当に感謝しかない。
きっと、お兄ちゃんもどこかで見てくれてるんだろうなぁ。
そう思いながら、「優莉ちゃん、めちゃくちゃ綺麗!幹太、俺の嫁と交換してくれない?」「するわけねーだろ!」という原田さんと幹ちゃんのやり取りを見て笑っていた。
そして最後にみんなで記念撮影をして、無事に結婚パーティーは終わり、わたしたちは帰宅した。
「今日、楽しかったね。」
「そうだなぁ。優莉が綺麗過ぎて、心配だったけど。」
「え?」
「いや、、、他の男に、取られないか、心配になるだろ。」
「幹ちゃん、嫉妬してくれてる?」
わたしの言葉に黙り込む幹ちゃん。
幹ちゃんが嫉妬してくれてるなんて、嬉しい。
わたしが「大丈夫。わたしには、幹ちゃんしかいないから。」と言うと、幹ちゃんは「あー、もうダメだ!今日も寝かせない!」と言い、わたしはその日も幹ちゃんに愛され、幸せな睡眠不足になるはめになったのだった。