姉たちに虐められてきたけど「能無しのフリ」はもう終わり。捨てられ先では野獣皇帝の寵愛が待っていて!?
先の戦争はジンガルドの帝位就任と同年に起こっているから、ドロシー先生が平民から貴族になったのはわずか八年前。そこから貴族としての振る舞いをいちから学んで、『見本のよう』と言わせるまで磨き上げた。ジンガルドの口にした『たいそうな努力家』という賛辞にも納得だ。私も先生を見習って頑張らなくちゃと、俄然やる気になった。
同時に、先生がロアンとテレサの孫と知り、湧き上がるのは目下最大の関心事で。
「あの! それで、ふたりは……」
勢い込んで尋ねた私に、ドロシー先生は柔和な笑みで言葉を紡ぐ。
「今はふたりとも神の庭でガーデニングに精を出していると思いますわ」
先生に悲愴感は一切なく、ふたりの人生終盤が幸多いものだったことが窺える。
同時に、先生がロアンとテレサの孫と知り、湧き上がるのは目下最大の関心事で。
「あの! それで、ふたりは……」
勢い込んで尋ねた私に、ドロシー先生は柔和な笑みで言葉を紡ぐ。
「今はふたりとも神の庭でガーデニングに精を出していると思いますわ」
先生に悲愴感は一切なく、ふたりの人生終盤が幸多いものだったことが窺える。