姉たちに虐められてきたけど「能無しのフリ」はもう終わり。捨てられ先では野獣皇帝の寵愛が待っていて!?
内心の叫びは、目の前のルクレツィア王女に対してじゃない。本人言うところの押し付けた先の城で、自慢にもならない自国の恥を吹聴をして回る考え足らずの外交大臣に対してだ。
「待ってください、ルクレツィア王女」
私はなんとか彼女の間違った認識を訂正しようとするのだが、肝心の王女が聞く耳を持ってくれない。
「あなたこそ、状況は待ったなしですのよ!? タイラント帝国をいまだに蔑む人もいるけど、間違いなく今や大陸を牽引する経済大国だわ。そんな国の皇妃が『能無し王女』で務まるわけがない! どんなに取り繕ってみせたって、付け焼刃じゃすぐにボロが出る。ジンガルド陛下が恥をかくことになるのよ。ねぇ、分かってる!?」
「いえ、それよりも──」
王女はますますヒートアップするが、私はここでどうしても伝えたいことがある。なんとか訴えようとするも、王女がそれに言葉を被せてしまう。
「待ってください、ルクレツィア王女」
私はなんとか彼女の間違った認識を訂正しようとするのだが、肝心の王女が聞く耳を持ってくれない。
「あなたこそ、状況は待ったなしですのよ!? タイラント帝国をいまだに蔑む人もいるけど、間違いなく今や大陸を牽引する経済大国だわ。そんな国の皇妃が『能無し王女』で務まるわけがない! どんなに取り繕ってみせたって、付け焼刃じゃすぐにボロが出る。ジンガルド陛下が恥をかくことになるのよ。ねぇ、分かってる!?」
「いえ、それよりも──」
王女はますますヒートアップするが、私はここでどうしても伝えたいことがある。なんとか訴えようとするも、王女がそれに言葉を被せてしまう。