姉たちに虐められてきたけど「能無しのフリ」はもう終わり。捨てられ先では野獣皇帝の寵愛が待っていて!?
「目指すのは完全制圧。国境でサドニア神聖王国軍を一網打尽にし、そのままサドニア神聖王国王宮まで進軍する」
オズモルトは少しだけ意外そうな顔をした。
ルクレツィア王女の祖国、レガロン王国とはかつて戦争を経験している。その時は、勝利した我が国が歩み寄りをみせ、和平の道を選んだ。
ちなみに、彼の国の王は領土拡大の野望を燃やして戦こそ仕掛けてきたが、道理は通じる男だった。民の幸福を思う心も持っており、だからこそ示した温情だった。
オズモルトは当時の俺の采配を思い出し、比較しているのだろう。
「降伏と共に王の退位と廃太子を要求されるのですね。その後はジンガルド様が占領統治を?」
オズモルトは異論は唱えず、静かに尋ねてきた。
「そこを詰めるのはこれからだ。……だが、一旦フィアンナとの共同統治ができればと思っている」
そしていずれ、彼女の血を引く俺たちの子のひとりにサドニア神聖王国の名と土地を還せたらいい。
オズモルトは少しだけ意外そうな顔をした。
ルクレツィア王女の祖国、レガロン王国とはかつて戦争を経験している。その時は、勝利した我が国が歩み寄りをみせ、和平の道を選んだ。
ちなみに、彼の国の王は領土拡大の野望を燃やして戦こそ仕掛けてきたが、道理は通じる男だった。民の幸福を思う心も持っており、だからこそ示した温情だった。
オズモルトは当時の俺の采配を思い出し、比較しているのだろう。
「降伏と共に王の退位と廃太子を要求されるのですね。その後はジンガルド様が占領統治を?」
オズモルトは異論は唱えず、静かに尋ねてきた。
「そこを詰めるのはこれからだ。……だが、一旦フィアンナとの共同統治ができればと思っている」
そしていずれ、彼女の血を引く俺たちの子のひとりにサドニア神聖王国の名と土地を還せたらいい。