姉たちに虐められてきたけど「能無しのフリ」はもう終わり。捨てられ先では野獣皇帝の寵愛が待っていて!?
アルフリードがガバッと身を起こし、慌ててこんな釈明をしてみせたのは、私に対するジンガルドの呆れるほどの独占欲をよくよく知っているからだ。とはいえ、さすがのジンガルドとて息子に嫉妬は──。
「まったく。十二にもなって母親に抱きついて甘えるなど、いい加減親離れしないか」
耳も目もいいジンガルドである。私たちのやり取りの仔細を知らないはずがないのにこの言い様は……うん、アルフリードの言うように嫉妬しているかもしれない!
ただし、ジンガルドの名誉のために言っておくと、実に子煩悩な父親でもあるのだ。彼は今この瞬間も私を愛おしむのと同時に、息子とのコミュニケーションもまた楽しんでいるのだろう。
「いや、ですから抱きついてきたのは母上の方……って、父上までなにをしているんですか!?」
父子の掛け合いに頬を緩めていると、私の隣にジンガルドがゴロンと寝ころぶ。
あら、ジンガルドも日向ぼっこに交ざるのね。そう微笑ましく思っていたら、逞しい胸にすっぽりと抱き込まれた。
「まったく。十二にもなって母親に抱きついて甘えるなど、いい加減親離れしないか」
耳も目もいいジンガルドである。私たちのやり取りの仔細を知らないはずがないのにこの言い様は……うん、アルフリードの言うように嫉妬しているかもしれない!
ただし、ジンガルドの名誉のために言っておくと、実に子煩悩な父親でもあるのだ。彼は今この瞬間も私を愛おしむのと同時に、息子とのコミュニケーションもまた楽しんでいるのだろう。
「いや、ですから抱きついてきたのは母上の方……って、父上までなにをしているんですか!?」
父子の掛け合いに頬を緩めていると、私の隣にジンガルドがゴロンと寝ころぶ。
あら、ジンガルドも日向ぼっこに交ざるのね。そう微笑ましく思っていたら、逞しい胸にすっぽりと抱き込まれた。