姉たちに虐められてきたけど「能無しのフリ」はもう終わり。捨てられ先では野獣皇帝の寵愛が待っていて!?
幼い時分から学問に馬術、剣技も、他の兄たちに負けない自信があった。それなのに母は、俺が御前試合や馬術競技会で頭角を現わそうとするたびに邪魔をする。
活躍の場は奪われ、そのせいで正当な評価が受けられないことが歯がゆいのだと。こんな鬱屈とした思いを話した。
聞き終えた少女はふわりと微笑み、幼子にでもするように俺の頭をぽんぽんと撫でた。
俺の半分ほどの年齢の少女が取った行動にギョッとするが、不思議と不快には感じなかった。
「あなたはとても幸せに育ったのね」
「え?」
「お母様の愛に守られてこんなに愚直に成長してる。今だって年相応に思春期をして、お母様に反発してる。そんな魔窟みたいな環境にあって、すごいことだと思うのよね」
年下の少女の台詞に、カァッと頬が熱くなる。
「愚直? 俺を馬鹿にしているのか!?」
「ごめんごめん、愚直は言葉選びが悪かったわね。真っ直ぐに子どもらしくと言い換えてもいいわ」
活躍の場は奪われ、そのせいで正当な評価が受けられないことが歯がゆいのだと。こんな鬱屈とした思いを話した。
聞き終えた少女はふわりと微笑み、幼子にでもするように俺の頭をぽんぽんと撫でた。
俺の半分ほどの年齢の少女が取った行動にギョッとするが、不思議と不快には感じなかった。
「あなたはとても幸せに育ったのね」
「え?」
「お母様の愛に守られてこんなに愚直に成長してる。今だって年相応に思春期をして、お母様に反発してる。そんな魔窟みたいな環境にあって、すごいことだと思うのよね」
年下の少女の台詞に、カァッと頬が熱くなる。
「愚直? 俺を馬鹿にしているのか!?」
「ごめんごめん、愚直は言葉選びが悪かったわね。真っ直ぐに子どもらしくと言い換えてもいいわ」