うしろの正面だーあれ
恥ずかしくて悲しくて、咲子の顔は みるみる赤く色付いていった。
目には、うっすらと涙が浮かぶ。
その涙を流さないように、必死で唇を噛み締めた。
咲子は素早く立ち上がり、ヒリヒリする膝にもお構い無しにゴミ箱の方へ向かい、汚れた服を取って教室を出た。
こんな所に居たくない。
こんな子達と関わりたくない。
助けて…
助けて……
ひとりになりたい。
誰とも居たくない。
だけど淋しい…。
本当は傍に居てほしい。
誰でもいいから、私の味方になって…。