うしろの正面だーあれ
『それより お前、服…』
『えっ!?』
『………………。
汚れてんぞ。砂場ででも遊んでたのかよ!』
『あっ…うん。あはは…』
『…何かあったら言えよ。
いつでも助けてやる。』
『…ありがとう。』
『さっ、学校飛び出して来ちまったし、そろそろ帰るか。』
『うん、そうだね…。』
学校の入口まで来て、咲子は立ち止まった。
『どうした?』
振り返って隆史が言う。
『…戻りたくない。』
『…分かった。
じゃあランドセル取ってきてやるから、ここで待っとけ。』
『うん…ごめんね。』
『気にすんな。』
そう言って、隆史は走っていった。