うしろの正面だーあれ
『ああ、あれか。』
そう言うと、少年は冷めた笑顔を見せた。
『あれは僕の仕業だよ。』
『亀井くんの…?』
『そうさ、全て僕の仕業だよ。』
『何で…』
佐和の言葉に、少年は大人びた風に言う。
『“何で”?愚問だね。
分からないのかい?僕は殺されたんだよ?』
彼の喋り方は何故か気に障る。
本の世界に のめり込みすぎたのだろうか。
『だけど…
キヨちゃん殺したじゃない。
それじゃあ、あの子達と何も変わらないよ!』
『あいつらと一緒にすんな!』
少年の怒鳴り声に肩を揺らす佐和。
『あいつらは…2人も殺したんだぞ…?なのに…悠々と生きてるなんて ずるいじゃないか…。』
『亀井くん…。』