うしろの正面だーあれ
理解が出来ない咲子に、佐和は説明する。
『亀井くんが あなた達を狙って事故を起こしたの。』
『亀井くんが…!?』
『彼、怒ってた。あなたに何故 自分が死んだか訊いたとき、彼のせいにしたんでしょう?…あなた達が殺したのに。』
『………………。』
『あなた達 6人、全員 殺すつもりだったそうよ。でも…』
『?』
『みっちゃんが邪魔したって…』
『そのことも、亀井くんは知ってるの?』
咲子の問いに、コクリと頷く佐和。
『それで亀井くんは…?』
『さっきまで居たけど、気付いたら消えてた。』
『そっか…。』
俯く咲子に、佐和は冷たく言い放った。
『私、あなたのこと軽蔑してるの。人を2人も殺すなんて信じられない。』
『………………。』
『あなたには お父さんもお母さんも居るのに…どうして悲しませるようなことをするの…?』
震えるようなその問いに、咲子は答えることが出来なかった。