うしろの正面だーあれ



翌日――



チュチュンチュン・・



外の、自由な鳥達が朝を告げる。



その声に反応して、チィコはピョコピョコ移動した。



『もうすぐ、お前も自由にしてやるからな。』



タケルはそう言って、チィコに最後の朝御飯をやった。



まだ警戒しているのか、直接 手からは食べない。



それに少し淋しさを感じながら、タケルはエサ置き場に置いた。



チィコは、狭い鳥籠の中から大きな手が出ていくのを確認してから、それでもまだ警戒しながらエサ置き場に向かった。



目の前で巨大なタケルの顔が覗くのに怯えながら…。



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