うしろの正面だーあれ



何事かと先生の方を見ると、先生がだんだん近付いてきた。



…え、あたし!?



泣きそうになってたから…!?



でも何で!?



そんなことで怒られるの?



『出しなさい!』



…出す?



何を…?



『ほら早く!』



え、涙?



涙を出せって?



我慢するなってこと…?














チュポン・・



『駄目じゃない、アメなんか食べちゃ!』



『ぁ〜ぃ。』











…ん?アメ…?



『えっ やだっ!
どうしたの亀地さん!』



『…アメ?』



涙を流すあたしの前で あわてふためく先生と、突然の事態に目を見開いている憂をよそに、あたしは なんだかおかしくって。



泣きながら笑った。



今まであたしをシカトしてた憂が あんな顔するんだもん。



笑っちゃった。



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