うしろの正面だーあれ



だんだん小さくなる2人の背中を眺めながら、あたしは何かを振り切るように反転し、歩道橋を渡らずに降りた。



そこにはドラマのように一喜くんが居るんだ…。



そんな有り得ないことを、偶然だとか奇跡だとか、あるいは運命だとか…そんな風に望んでしまったのは、やっぱり子どもだったんだと思う。



実際は一喜くんなんか居なくて。



代わりに稚早が居たんだけどね。



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