うしろの正面だーあれ
キーンコーンカーンコーン・・
キーンコーンカーンコーン・・
「なぁなぁなぁ!知ってる!?」
「知ってる〜!ヤバくない?」
「てか、憂と沙良 刺されたって聞いたんだけど!大丈夫なの?」
「友達の兄貴が逮捕されるとか、マジありえねーって!」
「俺、さっきインタビューされちった!」
「あたしも〜!テレビ映った!」
クラスは朝っぱらから その話題で持ちきりだ。
黙っているのは数名。
その中には隆史も居た。
彼は非常に苛立っていた。
「てかさ〜なんかワクワクするよね!」
ガァン・・!
突然の騒音に、クラスが一斉に振り向いた。
クラスの視線の先には、自分の机を蹴り倒した隆史が居た。
「いい加減にしろよテメェら!
ダチが怪我してんのに何がワクワクすんだよ!」
隆史の怒声に、多くの者が ばつの悪い顔をして俯いた。