うしろの正面だーあれ
何なんだアイツ…。
憂のことなんて言ってない…ってことは、俺の交友関係まで調べてるってことか…。
ボロは出さねぇ。絶対に。
…心配なのは、俺よりもアイツらだな…。
もし、俺以外にも当たってんなら やべぇな…。
特に咲子…。
そうこう考えているうちに病室に着いた。
返答は無いだろうが、一応ノックする。
…やはり返答は無く、隆史は扉を横に引いた。
病室には、スコー・・スコー・・という、憂の呼吸音がやけに耳についた。
口から鼻にかけて被せられているものが、呼吸する度 曇っては消えた。
隆史は奥から丸椅子を出し、憂の傍に座った。
ふと見ると、憂の枕元には3羽の鶴が置かれていた。
黄色と青と、ピンクの鶴が。
ガラッ
「あ…」