うしろの正面だーあれ



ひたすら頑張る咲子が好きだ。



いじめにも負けずに



恐怖からも めげずに



小学校のときから、ずっと頑張ってきた。



そんな咲子を、俺はずっと見てきた。



なのに



高校生になった今、君は現実を受け入れなかった。



それが、俺にとっては辛くもあり、本音を言えば少し嬉しい。



こんな…君が泣いてるときに不謹慎かもしれないけれど。



自分との別れを、こんなにも悲しんでくれるなんて…思ってもみなかった。



冗談言わないでって笑い飛ばされるかと、本当は少し怖かった。






俺だって、出来ることなら別れたくない。



でも無理だから…。



運命を変えることなんて出来やしないから…。



君が君である姿を、最後に俺は見たかった。



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