うしろの正面だーあれ



「あっれ〜?咲子、帰るんじゃなかったっけ〜?」



朝子が意地悪な笑顔を浮かべながら言った。



「もう!ごめんってば!」



頬をピンク色に染めながら咲子は謝った。



「あ、隆史。数学のプリントやっ…てるわけないよね〜。」



「んま〜 失礼なっ!」



どこの奥様だ。



「やってねぇけど〜。」



「あ〜あ。やるかぁ!
咲子 教えて〜。」



「え〜。私、数学 苦手だよ?」



咲子が言うと、朝子は落胆の声を上げ、一度 プリントとにらめっこした後、すぐに机に突っ伏した。



「も〜 駄目だ〜。
こんなん出来る訳ない〜。」



「朝子ちゃん…。
とりあえずやってみよ?ね!」



「うぅ…。」



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