うしろの正面だーあれ



誰かが死ぬ運命。



それを狂わせれば、死ぬはずのない人間が死に、生まれてくるはずのない人間が生まれてくる。



それは、歴史を大きく変えてしまうこと。



たった1人の人間の為に、世界は大きく揺らぐのだ。



それでも。



この広い世界から見れば ちっぽけな1人の人間は、この世界に住む人間にとっては大き過ぎる程 大切な存在だった。



鶴見 憂という1人の人間は、誰が何と言おうと、かけがえのない大切な…大切な…



ある者にとっては愛する人であり



またある者にとっては親友で



大事な息子でもあり、憧れの存在でもあっただろう。



ときには彼を憎む者も居たかもしれない。



だけど。



一体どれほどの涙を



君の為に流すというのだろうか。



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