うしろの正面だーあれ



「憂…綺麗な顔や…。
寝てるみたいやのぅ…。」



「うっ…憂…っ」



妙に黒い髪をした若い男が泣いていると、イカツイ方の男がハンカチを取り出した。



「ほらセイジ。」



「すんませ…ジョージさん…。」



ハンカチを受け取った、セイジという若い男は、チーンと鼻をかんだ。



「アホ!
ハンカチで鼻かむなや!」



「すんません…ぅえっく…
ありがと…ございました…。」



セイジは泣きながらハンカチを返す。



「お前の鼻水付きのハンカチなんか いらんわ!」



そう言いながらも、ジョージは泣き止まないセイジの頭を優しく撫でてやった。



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