うしろの正面だーあれ
「…嫌いです。」
「…さよけ、すまんの。」
そう言うと、ジョージは携帯灰皿を取り出して始末し始めた。
「…ポイ捨てとかしないんですね。ちょっと意外…。」
沙良は、思ったことを口にした後で我に返り、ハッと口を塞ぐ。
相手がヤクザだということを忘れていた。
隣でセイジが怒っている。
そんなセイジを制しながら、ジョージはフッと笑って言った。
「俺は地球に優しい男や。」
ニカッと笑うジョージを見て、沙良は眉を下げて笑った。
セイジはというと、何だか腑に落ちないといった感じでジョージと沙良を交互に見ていた。