うしろの正面だーあれ
帰り道、咲子は朝子のお見舞いに行くことにした。
『1人で大丈夫かよ…。』
隆史が心配そうに尋ねた。
『うん。お母さんに送ってもらうし、大丈夫。』
『そっか、気を付けろよ。』
『うん。隆史くんもね。』
そう言って隆史とは別れた。
コンコン・・
返事が無い。
『あれ…?
寝てるのかな…。
入るよ、朝子ちゃん。』
ガララ・・
『いない…。
どこ行ったんだろ…。』
すぐに帰ってくるだろうと、咲子は病室で待つことにした。