うしろの正面だーあれ
ガララ・・
トントン・・
誰かに肩を叩かれる。
誰…?
そっと目を開ける。
そこに居たのは…
キヨちゃん!?
生きてたの!?
トントン・・
ハッ
咲子の目に映ったのは、キヨではなく、看護士だった。
どうやら、朝子の帰りを待っている間に寝てしまったらしい。
『ねぇ、朝子ちゃん知らない?』
看護士が尋ねた。
『知りません…。
私が来たときも居なかったし…。』
『そう。
おかしいわねぇ。
もう検査の時間なのに、どこにも居ないのよ。』
『え…』
胸騒ぎがする。
トントン・・
看護士しか居ないはずの病室で、後ろから誰かに肩を叩かれた。