うしろの正面だーあれ



学校に着くと、あちこちで生徒達が噂をしていた。



『死んだんだって…』



『何で何で!?』



『出血多量らしいよ…。』



『その子が死んだ後にさぁ、その友達が飛び下りたらしいよ。』



『あれだろ?
朝子とかいう奴が そいつをいじめてたんだろ?』



『それで自分を責めて…?』



『そうじゃねぇの?
でも死ななかったんだって。
相当しぶといよな。』



『可哀想じゃん、そんな言い方したら〜!(笑)』



嘘半分、本当半分…ってところか。



今、言い返しても、『じゃあ真実を教えろ』と問い詰められるだけだ。



咲子は奮える拳を握り締めて、足早に教室へと向かった。



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