うしろの正面だーあれ



教室に着くと、何やらみんなが1つの場所に固まっていた。



咲子が教室に入ると、すぐにみんなが気付いて、咲子の腕を引っ張った。



輪の中心部に入れられる。



そこには、隆史が居た。



『隆史くん…。』



咲子が声を掛けると、隆史は頼りない目で咲子を見た。






『キヨが死んだときも、お前ら一緒に居たんだろ!?』



『朝子ちゃんが飛び下りたときも、咲子ちゃんは病院に居たって言うし…』



『お前ら、どうなってんだよ!
クラスの女子には、怖いって言って学校休んでる奴も居るんだぞ!』



『………………。』



周りを見渡すと、確かに、チラホラと抜けている。



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