うしろの正面だーあれ
『…だけど、それは別に俺らのせいじゃないだろ!』
隆史が言い返す。
『お前ら、様子がおかしいじゃん。鶴田や亀井が死んでから、ずっと。何かに怯えてるみたいで…』
『………………。』
『なんとか言えよ!』
『朝子も広美もすみれもキヨも、お前と仲良かったじゃん。次は咲子、お前の番なんじゃねぇの?』
誰かが言った。
その通りだと思った。
…次は私だ。
『ふざけんな!
何なんだよ、お前ら!
いい加減なこと言ってんじゃねぇ!』
隆史が叫び散らす。
それに、彼らを取り囲んでいる者達が怖じ気付いた。
『な…んだよ…。
俺らは、他のクラスの奴らとか、他の学年の奴らに しつこく聞かれんだよ!』
『そうよ…迷惑なのよ…!
私達は何も関係ないのに…何で、こんな思いしなくちゃいけないの…!?』
『………………。』
その一言に、咲子も隆史も何も言えなくなってしまった。