雨音。〜私を避けていた義弟が突然、部屋にやってきました〜
 額、鼻、唇にキスを落とすと、腰を擦りつけた。
 ごりごりと秘部が擦られて、気持ちよさに息が浅くなる。
 何度かそこを往復したあと、彼のものがゆっくり入ってきた。
 熱くて大きいものが私の中を押し広げていく。
 引き攣れるような痛さもあったけど、噂に聞くほど痛くはなくて、私はただ伶の背中にしがみついていた。
 完全に身体が重なって、伶はハァと溜め息をついた。

「大丈夫か?」
「うん」

 伶は愛おしそうに私を見て、指で頬をなでた。
 でも、なにかに耐えるように眉間にはしわが寄っている。

「伶?」
「お前の中、とんでもなく気持ちいい。すぐイきそう」

 問いかけた私に、伶は苦笑して答えた。
 額に汗が浮かんでいる。
 そんなことを言われて、中を意識してしまった私はキュッと彼を締めつけた。
 うっと唸って、伶は咎めるように私を見る。

「ご、ごめん」
「動いていいか?」
「うん」

 うなずくと、伶はゆっくりと腰を動かした。
 反応を見て、私が痛くないか気にしてくれているようだ。
 痛みはもうほとんどなく、彼に擦れられたところが気持ちいいだけだった。
 それがわかったのか、伶の動きがだんだん大胆になる。
 奥へ奥へと抉り、抽送のスピードも速くなった。

「あっ、あんっ、ふ、あ、ぁぁんっ……」

 自分でも聞いたことがない甘くて高い声が漏れる。
 伶が目を伏せて、腰を打ちつけるのに夢中になっている。
 ドンと深くを穿たれて、一瞬意識が飛んだ気がした。
 ビクンと身体が跳ねた。

「あ、ごめん。出た」

 伶が眉尻を下げて、不甲斐ないといった顔をしている。
 なんで謝られたのかわからなかったけど、彼のものがビクビクとしているのを感じて、伶もイったんだとうれしくなった。

「伶、好きよ」

 彼に抱きつき、その胸に頬を寄せる。
 ドクドクドクとすごい速さで脈打っている鼓動を感じる。
 ムクッと伶のものが大きくなった。

「瑞希、もう一回だ」

 ゴムを取り替えて、もう一度入ってくる。
 今度は、さんざん喘いで啼かされて、声が枯れるころにようやく伶は自分を解放した。
 息も絶え絶えの私に、満足げにキスを落としてくる。
 最初にこうしたかったらしい。

(そんなこと、こだわらなくていいのに)

 見栄を張る伶が愛おしくて、私はふふっと笑う。
 伶は笑われて拗ねた顔をしたけれど、それも束の間、表情を緩めて、大事そうに私の頬をなでた。

 それから私たちは、少し眠って、またキスをしたり、抱き合ったりして、イチャイチャと過ごした。

 ザザー、ザー。

 窓の外で雨音が響いている。
 雨はまだ止んでいないようだ。
 やっぱり雨の音は好きだ。
 降りしきる雨は、二人で部屋に引きこもる言い訳にもなる。
 私は幸せな気分で伶の背中に手を回した。 





 ―fin―




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