ワケアリ無気力くんが甘いです

「なんかごめん」
「え、いいよいいよっかんちゃんも楽しそうだし」
「いや、そうじゃなくて……癖で夜呼びしそうになって噛んだからさ」


癖で──先崎くんの中では夜呼びが定着してくれてるんだ……。


「ううん。全然大丈夫だよ」


むしろ、私は嬉しい。とは、言葉にはしないけど、そう思うことは自由だよね。


「ほら、他の調理係ー!僕と先ちゃんに続くイケメン急募!」


なんだよそれ、と周りから言われながら
調理係を2人ほど加え、私たちは一番早い時間帯の枠を担当することになった。


**



ワッフルメーカーも三3台ほどあり、試作品作りと言いつつ、食べている子たちもいれば真面目に準備に取りかかっている子たちもいる。

私たちの班はメニュー札を作る係りで手書きで可愛くデザインしていた。
意外と面倒臭がる作業かと思われたけど、先崎くんたちも黙々と書いてくれて、私たちの班が一番作業効率がよく一番進んでいる。

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