ワケアリ無気力くんが甘いです
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帰りの挨拶が終わるとともに、男子生徒が手を上げた。
「なぁなぁ!クラスの親睦会的なのしない?」
え。
「あ、いいねぇ!やろうよ」
「確かに!2年間同じクラスなわけだし」
そう。2年間クラスがえなしの、文系と理系に分かれている。
「何するー?」
「そうだなぁ……」
盛り上がっていく側と、静かに話を聞く側のクラスの面々。
「スイパラとかは?」
「女子向けじゃん!」
「偏見じゃんー?男子も普通にいるし。賛成!」
「私、いいとこあるから電話してみるよ!ちょい待っててー」
女子が教室の外へ電話をかけにいく。
待っている間にもクラスでは、スイパラのメニューについて会話が盛り上がってる。
憂鬱そうに机のうえに置いた鞄をクッションがわりにする。
先崎くんの方に目をやると、またドヨンとしていた。
先崎くんも、ノリ気じゃないのかな?
女子入ってくる。
「土曜日にちょい遅いかもだけど16時から団体予約できるって」
帰りの挨拶が終わるとともに、男子生徒が手を上げた。
「なぁなぁ!クラスの親睦会的なのしない?」
え。
「あ、いいねぇ!やろうよ」
「確かに!2年間同じクラスなわけだし」
そう。2年間クラスがえなしの、文系と理系に分かれている。
「何するー?」
「そうだなぁ……」
盛り上がっていく側と、静かに話を聞く側のクラスの面々。
「スイパラとかは?」
「女子向けじゃん!」
「偏見じゃんー?男子も普通にいるし。賛成!」
「私、いいとこあるから電話してみるよ!ちょい待っててー」
女子が教室の外へ電話をかけにいく。
待っている間にもクラスでは、スイパラのメニューについて会話が盛り上がってる。
憂鬱そうに机のうえに置いた鞄をクッションがわりにする。
先崎くんの方に目をやると、またドヨンとしていた。
先崎くんも、ノリ気じゃないのかな?
女子入ってくる。
「土曜日にちょい遅いかもだけど16時から団体予約できるって」