ワケアリ無気力くんが甘いです


マジで!?──クラスが盛り上りを見せる。

「じゃ、とりあえず今週土曜スイパラいこうぜ!」
「おけー」
「場所は?クラスのメッセージグループ作ればいっか」

ぞろぞろと解散していく生徒たち。


「ヤコちゃん、行く?」

私の前にかんちゃんが立つ。


「うーん、まぁ……一応ね」


乗り気じゃないが笑って見せれば、かんちゃんもにこりと笑った。


「そっか、じゃあ一緒に行こ!また明日ねっ」


手を振りながら帰っていくかんな。夜子も手を振る。


「うん」

かんちゃんが居れば、親睦会は安心かな。



**


お風呂上り、私は頭を拭きながらベッドに座った。

ふと携帯が鳴り目をやれば、


「……やっぱり決まっちゃったか」


クラスのメッセージに店の場所が書いてあって。
了解、楽しみ、OKなどスタンプが次々きて既読されていく。


「とりあえず何か返そ」


はいっ、のネコスタンプを送った。
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