Drive Someone Nuts

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「そんなことある？二人ともが」

　報告待ってる、よろしく。会うと決まったと言ってから念を押されていた反省会だ。美香子は一人暮らしをしていて、泊まりにおいでとその日その足で向かった。コンビニで缶酎ハイの白桃と、はちみつレモンあと柿ピーやらコンビニのお惣菜の半熟卵のポテサラなどを買って行った。美香子は風呂上がりの濡れた髪と柔らかいパイル地素材のピンクのストライプのいかにも女の子らしいパジャマでお迎えしてくれた。いつもの今にあるローテーブルに買ってきた品物を広げ、乾杯した。

　布団だけ敷いておいたと、用意してくれたのは有難かった。

　美香子とは小学校からの友人である。
　クラスが一緒になれば遊んでいた程度ではあるが、ゆく先々なにかと被ることが多く今では一番頼りにしている。小学校からの付き合いでそれなりにお互いの事情も知っているから話も速いし楽だ。美香子に今日の偶然を話せば、呆れたような顔をして聞き返した。白桃の酎ハイも一気に煽り、喉仏が上下する。