Drive Someone Nuts
「もっと知りたかった」
「そ、」

 れは。言葉に詰まっていると人間らしい温度を帯びた顔で苦く笑った。

「出ようか」
「え?」
「オムライスがきてから」

 当たり前のことのはずなのに、惜しくなっている気がするのは酒が回りすぎているからだろうか。食欲があったはずなのに届いたオムライスはとても美味しそうなのにスプーンが進まない。どうしてか食べかけのまま残してしまった。ねえ。

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