呪われた死神皇帝は、亡霊の愛し子に愛を囁けない
『全員でイブリーヌの無事を祝って、身を寄せ合えばいいだけじゃないか』
『ハクマ。いいこと、言った……』
白猫に同意を示した黒猫は、主と番のぬくもりを堪能するように。
リラックスした様子で目を瞑る。
(かわいい……)
仲が良さそうな二匹の様子を目にして、嬉しくなったのだろう。
両手を使って猫達の頭を撫でていたイブリーヌは、不機嫌な夫へ控えめに手を伸ばした。
「私と抱き合うのが、お嫌いでしたら……」
「まさか」
遠慮がちに伸ばされた妻の手を取り、手のひらに口づけを落とした彼は――二匹の猫ごと彼女を抱きしめると、耳元で愛を囁いた。
「好きに、決まっているだろう」
愛する人から愛情の籠もった言葉を耳にしたイブリーヌは、幸せな気持ちでいっぱいになる。
「私も……。陛下が、大好きです……」
彼に抱く気持ちを少しでも知ってほしいと願った彼女は、頬を赤らめながらそう告げると。
オルジェントを見上げ――二匹の猫達が見守る中、彼と唇を触れ合わせた。
『ハクマ。いいこと、言った……』
白猫に同意を示した黒猫は、主と番のぬくもりを堪能するように。
リラックスした様子で目を瞑る。
(かわいい……)
仲が良さそうな二匹の様子を目にして、嬉しくなったのだろう。
両手を使って猫達の頭を撫でていたイブリーヌは、不機嫌な夫へ控えめに手を伸ばした。
「私と抱き合うのが、お嫌いでしたら……」
「まさか」
遠慮がちに伸ばされた妻の手を取り、手のひらに口づけを落とした彼は――二匹の猫ごと彼女を抱きしめると、耳元で愛を囁いた。
「好きに、決まっているだろう」
愛する人から愛情の籠もった言葉を耳にしたイブリーヌは、幸せな気持ちでいっぱいになる。
「私も……。陛下が、大好きです……」
彼に抱く気持ちを少しでも知ってほしいと願った彼女は、頬を赤らめながらそう告げると。
オルジェントを見上げ――二匹の猫達が見守る中、彼と唇を触れ合わせた。