純恋〜ひとつの光〜
「青葉さん…、ここに居て」

いいのだろうか。

「俺のためだと思ってさ」

「でも…、もう太一もあの家に来ないって言うし、借金もなくなったなら…」

「それでもだ」

ぎゅっと抱きしめる腕に力が入る。

「好きなんだ…、どうしようもなく」

「耀くん…」

「俺が今度は守りたいんだ」

前にも私が寝てると思ってか耀くんはそう言ってくれていた。

きっと本当なんだ…

「ありがとう耀くん」

もう十分過ぎるほど守ってもらってる。

「私がここに住むって言ったら、耀くん嬉しいの?」

「…そうなったらすごく嬉しい」

私を抱きしめてるから顔は見えないけど、声が本当に嬉しそうだ。

なんだか尻尾を振ってるみたいに。
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