純恋〜ひとつの光〜
それから耀くんは夜、寝静まるとたまにいなくなる。

何をしに行ってるのかはわからない。

耀くんはやっぱり謎だ。

好きと言う割には何もして来ないし、私だけが寂しくしているような気がする。

しかもいまだに耀くんの仕事もハッキリとはわからない。

「ただいま」

「おかえりなさい」

そんな事を考えながら夜ご飯を作っていれば耀くんが帰ってきて私は玄関まで迎えに行く。

「今日迎えに行けなくてごめんね」

そう言って耀くんは私を抱きしめる。

「大丈夫だよ。いつもありがとう」

「全然。お風呂入ってくる」

「ゆっくり入って来てね」

そしてまた調理に取り掛かり、ふと気づく。

あ!
ボディーソープ、補充し忘れてた!

私はお風呂のドアの前まで向かい一度足を止める。

ど、どうしよう。

ここの家のお風呂はスケルトンになっていて、ここを開けたら丸見えだ。

「耀くんっ」

私は一度ドア越しに声を掛けるもやっぱり返事はない。

いちいち広いから聞こえないか…















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