純恋〜ひとつの光〜
だから耀くんは何の仕事をしているのか濁していたの?

夜にいなくなるのはそういう怖い仕事をしに行っているって事?

「ごめん青葉さん…」

するとドア越しに耀くんの切ない声が聞こえてきた。

「言おうと思ってたんだ。何度も…」

それってやっぱり…

「ちゃんと顔見て言わせて」

耀くんの真剣な声。
そして思い出されるこれまでの耀くんの姿。

どれを思い返しても、耀くんは耀くんで…

いつも優しくて…

私はそっとドアまで近づき、静かに鍵を開けてドアを開けた。

「青葉さん…」

そこには身体も拭かずに腰にバスタオルだけを巻いた耀くんが私を見下ろしていた。

「もう気づいたと思うけど…。俺は…」

「耀くん待って。私を騙してたの?」

「騙す? そんな訳ないだろ。ただ怖がらせたくなくて言えなかった」










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