純恋〜ひとつの光〜
ここに住むようになって、耀くんは沢山服やコスメなど色々買ってくれて…

もちろんお金は一切受け取ってくれない。

夜ご飯を作れば、美味しいと喜んで食べてくれて、後片付けは率先してしてくれた。

お風呂から上がれば髪を乾かしてくれて、マッサージもしてくれた。

何人用かわからない程の大きなソファにぴったりと寄り添うようにくっついてきて…

触れる場所からジワジワと染みるように耀くんの温もりを感じ安らぎに包まれていた。

花屋の定休日にはコンビニのバイトもしなくなって、そんな日には行ったこともないような素敵なレストランでご馳走してくれた。

そして感謝をするのは私の方なのに、いつもありがとうと労いの言葉をくれる。

優しく微笑み…
あのガーベラを見つめ愛おしそうにしていた顔を私に向けて…

けして怖がる所なんてなかった。

隠していたとしても、私にはとびきり優しかった。



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