純恋〜ひとつの光〜
「あーもうっ、坊があんたの元旦那が作った借金、肩代わりしたんだよ!」

「何でそんな事!?」

「あんたを楽にするためだろ!」

嘘でしょ…
私は口を押さえる。

「あんたを…愛してるからだろ…。んな事、俺に言わせんなよ」

世良さんはぶっきらぼうに答えた。

「何も…何も言ってくれなかった…」

そんな事一言も。

「言ってどうなる!? 金代わりに払っといたから、付き合ってくれ? そんな事言うわけねぇだろ」

「い、今すぐ耀くんの所に連れて行って下さい!」

「行ってどうすんだよ。金払ってくれてありがとう。好きですってでも言うつもりか!?」

「それは…」

「そんなんで坊が喜ぶわけねぇだろ!」

「それじゃどうしたら…」

「あんたも好きなら黙って待ってろよ」

「そんな事できません! 今すぐ耀くんに会わせて!」

< 127 / 251 >

この作品をシェア

pagetop