純恋〜ひとつの光〜
ーーー

「青葉…、青葉…」

「んー…」

耀に優しく声をかけられ目を覚ます。
まだ外は暗い。

「ごめん、起こして」

「どうしたの」

片目をなんとか開けて裸のままムクッと起き上がった。

たぶん今の私は髪もボサボサで大変な事になっているはず。

というか耀とあんな…
と思い出してしまい今さら自分じゃないみたいに乱れてしまった事に恥ずかしくなる。

「呼び出し。すぐ戻るから」

呼び出し…
仕事って事か…

既にスーツを身に纏い異質なオーラを感じる。

「うん。くれぐれも気をつけてね」

何をしてるのかはわからないから。
たぶんきっとそれは知らない方がいい。

「大丈夫。青葉がいるから」

耀は私の前髪に指をくぐらせかきあげて、チュっとキスをする。

どうしよう。

耀は前から優しかったけど、今の耀はもっと優しくて、そこに甘さがプラスされて内心悶絶しそう。

「いってらっしゃい」

あくまで落ち着いた感じで答えた。

「行ってくる」

そしてお互い柔らかく微笑みキスを交わす。
< 138 / 251 >

この作品をシェア

pagetop