純恋〜ひとつの光〜
「あっはははは!」

すると急に声を上げて笑い出したお父様。

笑うとやっぱり耀に似てる。

「青葉さんと言ったね」

「あ、はい」

「久しぶりに笑ったよ」

別にギャグでもなんでもないんだけどな…

私は彼を心から愛す事しかできない。

「おい、出せ」

お父様は声を張り運転手にそう告げた。

「承知」

え、ちょ…。
私、なるべく早く帰りたいんですけど…

今日は耀にたくさん美味しいものを作ってプレゼントを渡したかったのに。

「私、山にでも埋められるんでしょうか。それともコンクリートで海に沈められますか?」

「だったら?」

「なら耀さんに伝えてください。私は最後まで愛してると言っていたと」

お父様はジッと私を見る。

「他には?」

「あと、これを。いつもありがとうと」

そう言って買ったばかりの耀へのプレゼントが入った紙袋をお父様に差し出した。


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