純恋〜ひとつの光〜
耀はここで何を思って過ごしていたのだろうか。

この部屋で私があげたガーベラの写真を見ていたのかな…

にしてもすごい家だな。

高級旅館も顔負けじゃないのよ。
行った事ないけど。

私、大丈夫だったかな。

心配かけちゃったし。

まさか耀のお父様に連れてこられるなんて思いもしなかった。

すると部屋の外から声がかけられて、先ほどの組員がお茶を持って来てくれた。

「ありがとうございます」

ニコっと微笑んでお礼を言えば、一礼して直ぐに行ってしまった。

なかなかみんなお堅そうな人たちだ。

ズズっと出されたお茶を一口飲む。

「うんまっ」

これ緑茶よね!?

するとまた今度は違う声が部屋の外から聞こえて来たと思えば、先程とは違う人が、ケーキを運んで来た。

なんだ?

「ありがとうございます。いただきます」

私はまた笑顔を向ける。

「し、失礼しやした」

ありがたくケーキを食べているとまた声がかけられる。

今度はなんだ!?

するとまた違う人が来て、バームクーヘンを置いて行った。
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