純恋〜ひとつの光〜
そして青葉がついに借金の話をしようとしたのを感じ取り俺は口を塞ぐ。

「シー。俺は何も知らない。青葉も元々何もしてない。そうでしょ?」

あれはそもそも青葉の借金じゃないんだ。
青葉が申し訳なさそうにする必要はない。

「ほら、美味しそうな匂いがする。食べていい?」

青葉は溢れそうな涙をグイっと拭いて笑顔を見せてくれる。

「うん! 食べよう!」

いいんだ、これで。
君には笑ってて欲しいだけなんだ。

そう思い俺も笑顔を返した。

青葉の作った料理を食べながら打ち上がる花火を見る。

綺麗だな。
こないだの着物姿も良かったけど。

そしていろいろ済ませてお風呂に入るから先にベッドに行っててと言われてとりあえず入る。

カチャと寝室のドアが静かに開いた。

俺はなんとなく寝たフリをしてみる。

するとモゾモゾと俺の隣に入って来る青葉。

やべ、笑いそう。
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