純恋〜ひとつの光〜
「坊…これは…」
五十嵐の視線の先には人型の的があって、眉間を貫いたひとつだけの穴に何発もぶちかましていた。
「1ミリもズレないなんて…」
そう言って五十嵐は驚愕する。
俺はそれを無視して、今度はナイフを手に取り心臓目掛けて投げた。
次に目、鼻、口。
そして最後は眉間に。
鬱憤が治らねぇ。
何の用があってこの辺りをウロついてるんだ?
二度とこの辺りには近づかない約束じゃなかったのか?
「親父は知ってんの?」
「あ…はい。おそらく親父にも報告がいってるはずです」
「チッ」
いっその事殺っちまえば良かったのに。
親父も甘いんだよ。
アドレナリンがどんどん出てきやがる。
クソっ…
新関とのドンパチの方がよっぽどマシだった。