純恋〜ひとつの光〜
「ママ! 知り合いなの?」

青葉は組員に付き添われこちらへと向かって来る。

「この人は…」

子供たちに問われ青葉の瞳が大きく揺れる。

「世良、子供たちを」

「承知」

世良は子供たちを連れて俺たちから離れた。

五十嵐や他の護衛も少し距離を取る。

「青葉、少し話そう」

青葉はコクンと頷いた。

「元気だった?」

話そうだなんて言ったが、急な事で頭が回らずこんな事を聞いてしまう。

青葉を前にすると俺はこうも普通じゃいられない。

胸が高鳴り、震えそうになる。

「うん…」

「あの子達は、俺との子だよな?」

俺は単刀直入に聞く。

それは確信があったから。

すると青葉はコクンと頷いた。

「青葉…」

「耀っ…」

「青葉…。あの頃…嘘なんてひとつもなかった…」

俺は情けなく思いながらも正直に話す事にした。
都合が良い事を言っているのはわかってる。

「ならどうして…」
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