純恋〜ひとつの光〜
口をゆすいである可能性が頭をよぎった。

まさか…

私はすぐにマンションを飛び出し、近くのドラッグストアへ駆け込み箱を手にして会計を済ませると、そのまま店のトイレに入った。

ドキドキしながら検査結果を待つ。

そして時間を待って棒を見れば、妊娠していた。

私は喜びで一気に涙が溢れ、店のトイレで息を殺しながら泣いた。

迷いなんてこれっぽっちもなかった。

結果を待つ間だって、できていて欲しい。
それしか頭に思い浮かばなかった。

嬉しいっ…

耀っ…

これは私にとっては奇跡だ。

二度と妊娠できないかもしれなかったんだから。
なのに、この世で一番愛しい彼の子供を妊娠したんだから。

こんな嬉しい事はない。

そうよ。

何としてでも私がこの子を幸せに育ててみせる。

私は一気に正気が蘇り、食事もその日からしっかりとって予約した日に婦人科へと向かった。
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