純恋〜ひとつの光〜
でも今日は太一も残業だと言ってたし。

最近の太一は休日出勤や、残業があると夜中になったりもしていて精力的に働いている。

女からの着信はあったけど、そりゃ社会に出れば関わる事くらいあるわよね。

「お疲れ様です」

すると後ろから声をかけられる。

え!?
この声…
この話し方…

私はそっと振り返るとそこにはさっきの彼がいた。

「今日はもう終わりなんですか?」

何故かこのボロボロの服が恥ずかしいと思った。

「あ、はい」

「送って行きます」

「え? そんな、いいです! 歩いて帰れる距離ですから」

「それなら尚更。歩きは危ない。ほら行きましょう」

そう言って彼は私の隣を歩き出した。
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