純恋〜ひとつの光〜
「やっぱり近くにいないと守れない」
頬に大きな手が添えられる。
「近くにいないといくら想っていても愛も伝えられない」
次に親指の腹で唇をなぞられる。
「近くにいないと…俺は生きた心地がしなかった…」
そう言って私を見下ろす瞳には、涙が浮かんでいた。
「耀…」
こんなにも彼を愛しいと思った事はないかもしれない。
いつだって屈強な男たちと危ない橋を渡っているような人が、私にはこんな弱さを見せてくれる。
「自分から距離を取ったのに格好悪いな…」
そう言って困ったように笑った顔が私にはとても素敵に見えた。
「どんな耀も、格好いいよ」
こんなに安心感と愛情を私に与えてくれる。
「愛おしすぎて、狂いそう」
耀が私の頬に触れる手が僅かに震えていて、私はその手に自分の手を添えて目を閉じ頬擦りした。
「いいよ。見せて」
こんなにも愛し合ってると感じられる。
こんなにも純粋に私だけを見つめて。
そして指と指を絡ませて握りしめ、見つめ合うと永遠の愛を誓うようにキスをした。
私たちは互いに信頼し、互いを尊重し合える。
なくてはならないの。
お互いの光となるの。
永遠に消えない愛と共に。
ーENDー


