純恋〜ひとつの光〜
「はは。さすがだな。実を言うと今結構頑張って話してます」
「え?」
「女性とあまり話さないので」
「嘘ばっかり」
「クククっ、本当ですよ。こんな風に外を歩く事もないですし」
でもそういう事じゃないんだよな。
そして気付けばボロアパートの前まで来ていた。
「あの…、ここなの」
私は恥ずかしく思いながらも自分のアパートを指差す。
耀くんはアパートを見て一瞬だけど、その綺麗な顔の眉間にシワを寄せた。
「部屋の前まで送ります」
「いいのに…」
そんな事言いながらも耀くんが言う事を簡単に聞くような人じゃないって事は、この短時間でわかったので部屋まで一緒に行く。