純恋〜ひとつの光〜
「青葉…、中に入ろう」

太一はずっと私を抱きしめてくれて、ようやく落ち着いてきた私の手を取り中に入れてくれる。

「太一、ごめんね…」

「いいから。お前、もう家に帰るな」

その言葉がどれだけ今の私に響いたことか。

「太一っ…」

「青葉っ…」

そして太一は私の望むように、上書きするように優しく丁寧に私を抱いた。

その後父親とは全く連絡をとらないまま、それでも学費は払ってくれていたのか卒業する事が出来た。

そしてその間、私と太一は恋人になり卒業と共に籍を入れた。

お金がなくて安いペアリングを結婚指輪にして、それでも幸せだった。

ここにいる限り、暴力もなければ喧嘩もない。

太一はいつも明るくて優しかったし、良く働いた。

太一のおかげでこうして平和に毎日を過ごせる。

温かい家で、温かいご飯を二人で食べて。

夜はベッドを二人で分け合い身を寄せ合って愛を語り、何度も何度も永遠の愛を誓った。
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