純恋〜ひとつの光〜
部屋に入って、乱れたシーツやゴミを片付ける。

まさか自分が、太一と他の女が共にしたベッドの掃除をする日が来るとは思わなかった。

気持ち悪い。

これでもここは私の家なのに。

神経を疑うわ。

そして結局、そんなベッドで寝れるはずもなく私は床でその日眠りについた。

太一は結局、帰ってこなかった。

それが答えだとも言わんばかりに。

太一がいないおかげで朝から大量の朝食を用意しなくて済むし、こうして一人になってみて余計に私は気づいた。

ははは。

私は都合良く身の回りの世話を焼かされていただけだったんだと。

今更気づくなんてね…

笑っちゃう。

食費も光熱費も浮くし、これからは少しくらい自分にもお金を使ってもいいかな…

そしてふと耀くんが頭をよぎる。
< 44 / 251 >

この作品をシェア

pagetop