純恋〜ひとつの光〜
彼の隣でみすぼらしい格好はできない。

いやいや!

違う違う!

私は頭を振りかぶった。

一体何考えてるの!?

私と耀くんがどうこうなるわけ…
ないじゃない…

そして朝からいつも通り花屋へと向かった。




「あの…」

今私の目の前には、カウンターを挟んで耀くんがいて微笑んで見下ろしている。

だからさ。
身長がまずもって大き過ぎないかって。

「ガーベラの花束を」

ですね。
今度はちゃんと自分で来たのね。

「はいはい」

もう友希ちゃんに至っては、私の後ろに隠れてブルブル震えているではないか。

「耀くん。あっちの椅子でかけて待っててよ。そんなに見られてたら集中できない」

耀くんはクスッと笑うと椅子に座った。

長い脚を持て余すように組んで、携帯を操作している。

ただそれだけなのにモデルの優雅な休日ばりに様になっている。
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